パニック障害は薬物療法が効果を発揮しやすいため、基本的には薬物療法が治療の中心となります。
最初に使われる薬はセロトニン再取込み阻害薬のSSRIをはじめとする抗うつ薬と、抗不安薬の一種であるベンゾジアゼピン系薬剤です。
パニック発作が初めて起きたときから時間をおかず、早めに治療を受けると治療効果が上がりやすいとされています。薬によって発作が治まる、あるいは薬で発作を抑えられると実感出来るようになると、少しずつ自信が回復していくため予期不安も減ってきて、そのことが発作の出現をさらに減らすことにもつながります。そのため、「薬に頼らず気持ちだけで治す」のはおすすめできません。